
「政治とカネ」発覚止まらず=新たに宮腰氏、談合企業から献金
2018年10月19日15時04分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018101900738&g=pol
新閣僚の「政治とカネ」をめぐる問題は19日も続いた。同日は新たに宮腰光寛沖縄・北方担当相が談合で処分を受けた企業から献金を受けていたことが判明した。既に問題を指摘された閣僚も対応に追われた。
宮腰氏は19日、送電線工事をめぐる談合で行政処分を受けた企業から2014〜16年に36万円の献金を受けていたと一部で報じられた。
宮腰氏は記者会見で事実関係を認めた上で、「把握していなかった」と釈明。「行政命令後の寄付は返金する」と語った。
片山氏「口利き」疑惑が浮上=本人は事実誤認と否定
片山さつき地方創生担当相は、民間業者の依頼で国税当局に口利きし、見返りに金銭を受け取った疑惑を改めて否定し、
「しっかり裁判の場を通じて明らかにしていきたい」と強調した。ただ、詳細に関しては訴訟準備を理由に説明を避けた。
柴山文科相が給与自主返納 接待汚職で元参事官ら処分
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201810/CK2018101902000267.html
2018年10月19日 夕刊
柴山昌彦文部科学相は十九日の記者会見で、同省幹部の汚職事件に絡む贈賄側業者から昨年、飲食接待を受けたなどとして、
由良英雄・元スポーツ庁参事官(現経済産業省)を減給十分の一(二カ月)の懲戒処分、文科省課長補佐級職員(当時)一人を厳重注意処分にしたと発表した。
大臣としての責任を取り、十一〜十二月の二カ月分の給与と期末手当を自主返納する。処分は十八日付。
柴山氏は「行政の公正さが疑われ、極めて遺憾。心よりおわびする。早急に再発防止策を検討する」と述べた。
また元スポーツ庁職員の監督責任を問い、鈴木大地長官を厳重注意処分にしたと明らかにした。由良氏の処分は経産省が行った。
事件を巡っては、贈賄罪で起訴された元コンサルタント会社役員谷口浩司被告から飲食接待を受けたとして、戸谷一夫・前事務次官と高橋道和・前初等中等教育局長、
義本博司高等教育局長が九月に減給の懲戒処分を受け、戸谷、高橋両氏は辞任した。
文科省によると、由良氏は昨年六月、当時スポーツ庁で上司だった高橋氏も同席し、谷口被告側から少なくとも二万円程度の飲食接待を受けた。
またスポーツ界のコンプライアンス強化を図る同庁事業の公募で、谷口被告が関与する団体の提案を、審査員の同意を得ずに採択した。
課長補佐級職員は昨年九月、谷口被告から七千〜八千円程度の飲食接待を受けた。
一方、汚職事件とは別に、同省の事業や業務の利害関係者と一緒にゴルフをしたなどとして、課長級職員二人と室長級職員二人の計四人を厳重注意処分にした。