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“外国人材”法案 議論大詰め、6日の参院法務委に首相出席へ
国会の会期末まであと5日。外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法案審議は大詰めを迎えています。
6日は、安倍総理が出席して参議院法務委員会が開かれることになりました。
会期内の法案成立に自信を見せる与党側。
「今週中には、参議院として結論を出していただけるのではないか」(自民党 森山裕 国対委員長)
採決は絶対に認められないと主張する野党側。
「あしたの参議院の採決なんてとんでもない。断固阻止していく」(立憲民主党 辻元清美 国対委員長)
ただ、これまでの国会審議で、外国人技能実習生の過酷な労働実態も浮かび上がってきています。
野党側は、法務省の調査に基づけば失踪した実習生の7割近くが最低賃金以下で働かされていたと主張しています。
「日本人には労働基準法は守らせるけど、外国人労働者には最低賃金も払わずに奴隷労働をさせている。こんな恥ずかしい話ない」(国民民主党 山井和則 衆院議員)
野党側は、実習生の最低賃金が守られているかどうか、厚生労働省が調査すべきと迫りましたが、
根本厚生労働大臣は「法務省が調査をしているので、それを踏まえた上で対応する」と述べるに留めました。
6日は安倍総理出席のもと、参議院法務委員会が開かれ、与党側は「審議は尽くされつつある」としていますが、
野党側は、内閣不信任決議案も検討するなど、法案の出口を見据え、最後の駆け引きが繰り広げられています。
https://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3541655.html