「物言う女性」着払い被害 北九州市議、弁護士ら9人に下着など 「言論封殺に屈しない」
文部科学省の前川喜平元事務次官の講演会で司会を務めた北九州市議会の村上聡子議員(53)が、
ネット上で中傷され、注文していない女性用下着を送り付けられた問題で、他に全国各地の
女性議員や女性弁護士ら8人が同様の被害を受けていることが分かった。同一人物による
嫌がらせの可能性が高いという。村上議員らは2月、東京で記者会見を開く予定。
「『物言う女性』が狙われている印象だ。言論を封殺しようとする動きには絶対屈しない」と訴えている。
村上議員によると、他に被害を受けたのは熊本市議会の緒方夕佳議員(43)、作家北原みのりさん、
元東京都議の塩村文夏さん、京都、千葉、神奈川の弁護士3人や市民運動家ら。
「送り付け被害者の会」として連絡を取り合っている。
村上議員が前川氏の講演会で司会をしたのは昨年4月。2カ月後の同年6月、
下着16点約3万円分を事務所に着払いで送られ、スタッフが料金を立て替えた。
今年1月にも健康食品2点が送り付けられるなど、被害は10件以上続いている。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/483005/