
http://www.iza.ne.jp/smp/kiji/events/news/190330/evt19033012450009-s1.html
米アラスカ大の研究チームは29日までに、アラスカ州のベーリング海峡の海水から、東京電力福島第1原発事故に起因する放射性物質セシウム137がごく微量、
確認されたと明らかにした。ロイター通信が伝えた。同事故による汚染が確認された場所としては最も北だという。
見つかったセシウムは事故前から自然に存在していた量より約4割多い程度で、健康への影響が懸念される水準にははるかに及ばないとしている。
アラスカ州西部に位置し、ロシアとの国境に近いセントローレンス島付近で昨年、採取された海水を詳しく分析した。
同事故で発生した放射性物質は、米西海岸の沖合やアラスカ湾の海水からも見つかっている。(共同)