ジーランディア(Zealandia)は、ニュージーランドの辺りに現存する大陸の断片である。その9割以上が海面下に沈んでいる。
タスマンティス(Tasmantis)と呼ばれる場合もあるが、本稿では以降、ジーランディアに統一する。
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概要
ジーランディアは約1億3000万年前?8500万年前に南極大陸と分裂し、さらに約8500万年前?6000万年前にオーストラリア大陸と分裂し、その後そのほとんどが海面下に没したと考えられている[1]。
現在のようにジーランディアがほぼ完全に海面下に沈んだのは約2300万年前と推定されている[2]。地質学的な証拠が弱いために断言はできないが、
論証の結果から当時ジーランディアはその全てが海面下に没したのではないかとも言われる[3]。
現在、ジーランディアの約93%は太平洋に沈んだままになっている。ジーランディアのほとんどが海面上には現れないのは、ジーランディアの下の地殻が一般的な大陸地殻よりも薄いからである。
ジーランディアの地殻の厚さは約20kmほどしかないために、地球のマントルの上では、現在の海水面よりも上に顔を出せるほど高くは浮かび上がることができない。
ジーランディアの面積は、約350万km2である。この面積は、世界最大の島として分類されているグリーンランド(約216万km2)よりも広く、亜大陸の1つであるインド亜大陸(約440万km2)に匹敵し、
現在最小の大陸とされるオーストラリア大陸(約900万km2)の4割程度の面積に相当する。