男性の生涯未婚率2割超。未婚女性が求める年収は「400万〜500万円未満」が最多
30代前半の男性、半数近くが未婚という現実
20代後半の男性の未婚率は1985年の60.6%から2015年の72.7%にまで上昇した。
30代前半の男性でも28.2%(1985年)から47.1%(2015年)まで上昇している。今や30代前半でも半数近い男性が結婚していないことになる。
20代後半の女性では、1985年に30.6%だった未婚率が、2015年には61.3%に上昇している。
30代前半でも34.6%、30代後半でも23.9%の女性が結婚していない。
正社員かどうかで大きく差がある男性の有配偶率
年収が上がるにつれて、結婚している人の割合も上がる
男性の場合、正社員の方が、非正社員よりも、結婚している割合が高いのが現状だ。
20代後半で「正規の職員・従業員」だと、有配偶率は30.5%。それに対し、「非正規の職員・従業員」では12.5%、
「非正規の職員・従業員のうちパート・アルバイト」では8.4%に留まっている。
年齢が上がるとその差はさらに顕著になる。
30代前半で正社員男性の有配偶率は59%。一方で、非正社員では22.3%、
パート・アルバイトでは15.7%だ。また、年収が上がるにつれて、有配偶率が上がることもわかった。
また、結婚を希望しているが結婚していない20〜40歳代の男女に相手の理想の年収を聞いた。
男性は「収入は関係ない」がいずれの年代でも最も多く、次いで「200万円〜300万円未満」だった。
一方、20代女性の19.7%、30代女性の21.8%が「400万円〜500万円未満」と回答。
40代では「500万円〜600万円未満」が22.5%と最も多くなっている。
白書では、男性の実際の年収の分布と女性が相手に求める年収に開きがあると指摘している。
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