堀内ワクチン大臣 初入閣も…過労死遺族の前で“大はしゃぎ”し大顰蹙の過去
10/7(木) 14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe22f2a7a5233cbf9546d967ebffe6b28b39b8f
(一部引用)
そんな堀内大臣だが、初入閣にあたり過去の行動に注目が集まっている。
それは’18年5月のこと。高度プロフェッショナル制度(以下、高プロ)などの
「働き方改革」関連法案が衆院厚労委で強行採決されたとき、ぴょんぴょんと跳ねて舞っていたのだ。
「高プロは『労働時間に多様性を持つ高度な専門職に就いているひとたちの、労働時間の制限をなくす』
というもの。聞こえはいいですが、この制度によって
『労働時間の枠がなくなり、長時間労働が合法化される』といった懸念が指摘されています。
過労死を引き起こす可能性も指摘され『残業代ゼロ法』などと呼ばれては、
成立前から問題視されていました」(前出・全国紙記者)
■遺族の前で強行採決。堀内大臣はぴょんぴょんと「賛成」
さらに高プロを通して、政府の“問題点”も浮き彫りとなった。
「過労死遺族でつくる『全国過労死を考える家族の会』が制度成立を危惧し、
当時の安倍晋三首相(67)に面会を求めました。
しかし政府は『応じない』と表明したんです。
それでも『家族の会』は首相官邸前で座り込みをしてまでも、高プロに反対の声を挙げていました。
さらに当時、裁量労働制をめぐる調査データの不備や異常値といった“でたらめ”も多数見つかり、
政府への不信感が増大することに。
疑念が払拭されないなかでの強行採決となり、安倍政権の不誠実さが非難されていました」
(前出・全国紙記者)
そんななか行われた強行採決。
その場には過労死遺族も傍聴していた。
そして野党は採決を阻止するため委員長席に詰めかけた。
そして場内が騒然とするなか、堀内大臣は“賛成”を意味する起立を議員に煽るため、
委員長席に背を向け両手を広げてぴょんぴょんと舞ってみせたのだ。
そのダンスは当時、強い印象を与えることとなった。
堀内大臣の入閣に際し、社民党の副党首・大椿ゆうこ氏はTwitterで強行採決時を回想している。
大椿氏は自身も就職氷河期を経験し、雇止め解雇されたこともある人物だ。
《堀内詔子さんって、2018年の高度プロフェッショナル制度を含む「働き方改革」関連法案の時、
祭囃子みたいにぴょんぴょん飛び跳ねて強行採決促した、あの人だよね?》
《過労死・過労自死した労働者の遺族が傍聴する中での強行採決。
飛び跳ねる堀内詔子議員を見た時、「私たち、この人たちに殺される」って本気で思ったんですよね。
私たちの命のこと、これっぽっちも考えてないって。
飛び跳ねるあの姿、あまりに醜悪過ぎて忘れられないし、忘れちゃいけない》
■本人は「明るい日本の未来のために」と豪語
そしてネットでも、堀内大臣の初入閣に対して“遺族の前で大はしゃぎ”したことを思い出す人たちが続出。
Twitterには、こうつづられている。
《過労死ダンスの堀内のり子がワクチン大臣?!》
《過労死の遺族が遺影持ってる目の前で残業代ゼロ法案を強行採決する音頭を取ってダンスしていた人》
《政権による「働かせ方改悪法」ともいわれた法案を、厚生労働委員会で強行採決する時に
委員を煽りご奮闘される堀内のり子さん。こんな方がワクチン行政の責任者ですか…》
《搾取する法案に躍り上がって賛成する会社社長夫人》
《市民の生命に直接関わる役職というのは非常に不安》
高プロ成立の余波はいまだ止んでいない。
今年5月にも『FRIDAYデジタル』が
「コロナ禍での過労死の実態。リモートの裏にある『見えない残業』」
と題し
「若い世代で過労の末に自殺する人たちが増えているのは、高プロの影響もあるのでは」
と推測する専門家の声を紹介している。
ぴょんぴょんダンスから約3年。厚労省によると昨年度、
仕事の強いストレスなどが原因でうつ病などになったとして労災が認められたのは608人とのこと。
’83年の調査開始から最も多い数字であり、
そのうち81人は「過労自殺」に追い込まれた人たちだという(未遂も含む)。
先月30日、堀内大臣は
《岸田文雄新総裁のもと、コロナ対策や財政再建など、さまざまな課題を乗り越え、
明るい日本の未来のために頑張ってまいります!》
とツイートしていた。
しかし、堀内大臣の思い描く“明るい日本の未来”とはどんなものだろうか?