2019年11月27日特集記事
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/26402.html
なぜ、政権を倒せないのか
歴代最長政権。その要因の1つに「野党の多弱」を挙げる指摘は多い。
「安倍政権を、なぜ倒せないのか?」
野党の視点から展望するため、私たちは、民主党政権の中核を担った4人にインタビューを行った。
当時の幹部たちは、異口同音にある言葉を口にした。
(宮里拓也、奥住憲史、並木幸一)
長期政権の要因は
「長期政権となった要因は何だと考えますか」
私たちは、民主党政権を担った“元幹部”に率直な質問をぶつけた。
前総理大臣、野田佳彦。
与党民主党の幹事長を務めた小沢一郎。
外務大臣や民主党政策調査会長を歴任した前原誠司。
民主党政権で財務大臣を経験し、現在、立憲民主党の国会対策委員長を務める安住淳。
4人は、それぞれ、次のように答えた。
「野党がバラバラになって互いに足を引っ張っていることが一番大きな原因だ」(野田)
「安倍政権に代わる受け皿がない。国民は政権をかえたくても選択する対象がない」(小沢)
「民主党政権の失敗が要因だ。『民主党政権はひどかった』という意識が定着してしまった」(前原)
「自民党内に有力なライバルがいないことと、野党が受け皿を作れなかったことだ」(安住)
民主党政権の“失敗”
4人はそろって、長期政権の要因は「自分たちの側にもある」とした。
こうした見方は、データからも裏付けられる。NHKの11月の世論調査では、安倍内閣の支持率は47%。
支持する理由を聞いたところ、「他の内閣より良さそうだから」が半数近くの47%を占めた。その一方、「実行力があるから」と「支持する政党の内閣だから」はそれぞれ16%にとどまった。
安倍長期政権を生んだ要因は、民主党にある…。
前原が口にした、“民主党政権の失敗”は、何を意味しているのか。
時間を巻き戻してみよう。
2009年8月。
民主党は、衆議院選挙で戦後最多となる308議席を獲得して自民党に圧勝、政権交代が実現した。
鳩山政権発足直後の内閣支持率は72%、国民の期待を集めての船出だった。
しかし、民主党政権は、3年3か月後に幕を下ろすことになる。
民主党政権の最初のつまずきは、沖縄のアメリカ軍普天間基地移設問題をめぐる「迷走」だ。
当時の鳩山総理大臣は「最低でも県外」と主張。沖縄を中心に、国民の期待が高まった。
しかし、「腹案がある」としながらも、具体的な進展がないまま県外への移設を断念。
急速に求心力を失い、鳩山は9か月で、辞任を余儀なくされた。
政権末期の内閣支持率は、21%にまで下落していた。
2010年6月、総理大臣のバトンを受けたのは菅直人。
菅内閣発足直後の支持率は61%。持ち直したかのように見えた。
しかし、菅総理大臣は、就任直後に消費税率の10%への引き上げに言及。
この発言などが影響して、民主党は、夏の参議院選挙で大敗した。
国会は、衆参両院で多数派が異なる、いわゆる「ねじれ」状態となった。
2011年3月には東日本大震災が発生。
菅総理大臣の原発事故への初動対応にも批判が出た。
結局、2年続けて、総理大臣が辞任することになった。
致命傷となった集団離党
2012年7月。
民主党政権にとどめを刺す出来事が起きた。
鳩山政権で幹事長も務めた小沢一郎らの集団離党だ。
国会議員50人が消費税率の引き上げに反発、党を飛び出した。
小沢は振り返る。
「国民との約束を破る消費増税を強行したことに反対して、最終的に離党したことは、何も間違っていない。政治家として筋の通った行動であり、後悔もしていない」
「ただ、もっと野田政権自体に、いろいろな議論の中でなんとかできた要素はあったと思う。(政策調査会長の)前原君が座長だったけれども、全然、意見がまとまらないうちに打ち切っちゃった。それで党の決定だということにしちゃって」
当時の総理大臣、野田は。
「離党騒動などがあって、『民主党政権はバラバラになったな』というイメージが強烈に残ってしまった。小沢先生とは2回お会いして、なんとか説得してご理解いただこうと思ったが駄目だった。やはり、残念だった」
「議論を打ち切った」と小沢に名指しされた前原。
“内輪もめ”によって政権が自滅したと悔やんでいる。
「『反小沢』と『親小沢』とで真っ二つに割れて。普通は、権力を握っていたら、権力の土台を壊すまでけんかはしない。ただ、権力の土台を壊すまでけんかをしてしまった。今から考えると本当にバカげたけんかをしていた」
致命傷となった集団離党
2012年7月。
民主党政権にとどめを刺す出来事が起きた。
鳩山政権で幹事長も務めた小沢一郎らの集団離党だ。
国会議員50人が消費税率の引き上げに反発、党を飛び出した。
小沢は振り返る。
「国民との約束を破る消費増税を強行したことに反対して、最終的に離党したことは、何も間違っていない。政治家として筋の通った行動であり、後悔もしていない」
「ただ、もっと野田政権自体に、いろいろな議論の中でなんとかできた要素はあったと思う。(政策調査会長の)前原君が座長だったけれども、全然、意見がまとまらないうちに打ち切っちゃった。それで党の決定だということにしちゃって」
“執着心”の欠如
2012年12月の衆議院選挙で、自民党が政権を奪還。
以後、7年近くにわたって、安倍総理大臣の政権運営が続いている。
民主党政権と安倍政権は何が違うのか。
幹部たちの口から出てきたのは、期せずして同じ言葉だった。
「政権を維持し続けるんだという、ある意味、政権に対する貪欲さ、権力に対する『執着心』が足りなかったのだと思う」(前原)
「民主党は、政権を維持していこうという『執着心』が欠けていた。その点、自民党は非常にしたたかで、政権を維持したいという気持ちが、各議員に浸透している。その差が出ている」(安住)
かつて最年少で自民党幹事長を務めた小沢は。
「安倍総理大臣もそうだが、自民党は権力に対する『執着心』が非常に強い。権力のためならまとまるというのが自民党の体質で、いまの与党と野党では大人と子どもみたいな違いがある。政権には、そういうしたたかさや強さが必要だ」
“執着心”。
野党を経験したからこそ、自民党がますます強めてきたのだとすれば、この言葉が長期政権を読み解くひとつの「カギ」になるのかもしれない。
執着心 >>12
トリガー条項は小沢が幹事長時代に法案化して提出したんだが? 消費税反対訴えた小沢新党さんボロ負けしてしまう
何がって聞かれれば増税が1番だめだった。無党派からの指示は未来永劫消えた。そしてそれが原因だと認めない当事者がいる。再帰不能。
じゃあ大同小異だとか野党連合とか言うなや
矛盾しとるやろ両立せんやろ
安倍の支配なんてメディアが買収されたってのが全てなのになんでそれ以外の原因を無理やり作るの?
国民は言うほど消費税に関心がないんだよ
むしろ増税やむなし派が多数派
ちゃんとこれを踏まえないといつまでたっても勝てないままだぞ
民主党が2012に大敗した理由って消費税増税どうこうじゃなくて消費税含む党内でのゴタゴタとそれに伴う離党、消費税に対するスタンスがブレブレだった点、公の場での執拗な執行部批判だよね
いわゆる民主、民進しぐさ
間違ってない言うなら増税側の野党を叩きまくらないと
叩いてたっけ?
やっぱり前原が原因だったか
今思えば小沢の方が正しかったのは歴史が証明している
半小沢派はほとんど落選するか影響力なくなってしまった
>>23
小沢が代表戦で菅直人に負けたのか発端
それ以降メディアの小沢シンパが菅政権を攻撃
日刊ゲンダイでさえ安倍ちゃんの放水デマで菅直人を攻撃していた アベノミクスも消費税増税でプラマイマイナスらしいな
消費税効きすぎだろ
民主党政権の時は官僚が反旗を翻してたから
何やっても長続きしなかったと思う
野田豚の正気を当時疑ったが
自民より右翼の民社党系労組の支援うけてたとしたらそら増税もするわな
野田前原辺りの路線と消費増税は本当に致命的クソ
小沢も割らずにとどまって党内でやり続けて欲しかったもんだが
民主全体でここらへんで変な驕りが出たと思う
>>2
鳩山は官僚に騙されたらしいけどそれも含め暴露しちゃえばよかったのに 鳩山政権の政策の方向性はほぼほぼ正しかっただけに統治力の欠如が惜しまれる
>菅総理大臣は、就任直後に消費税率の10%への引き上げに言及。
ゴミ
というか、あれで民主党への絶望が広がったわけだからな。
民主最初の総理は小沢が良かったと思う一番揉めない安パイであろう鳩山になっちゃったけどさ
小沢はあのタイミングが最初で最後のチャンスだっただろうに
ソフトイメージな鳩山カードは取っておいて菅や野田のあたりで使うべきだったな
野田前原の頃になるともう小粒感人材不足感しかないんだよ
これ外務省が米軍内規で距離制限があり服案の奄美諸島は不可能という虚偽文書を鳩山に出して立ち往生させたのな。
安倍政権になってしばらくたってからようやくそんな制限はないことがわかり外務省に問題の文書のそちらで保管してるものを出せと要求したらそんなものは存在しないと返された。
官僚が首相を騙し倒閣させる。
法治国家でこんなことが許されるのか。
>民主党政権の最初のつまずきは、沖縄のアメリカ軍普天間基地移設問題をめぐる「迷走」だ。
当時の鳩山総理大臣は「最低でも県外」と主張。沖縄を中心に、国民の期待が高まった。
しかし、「腹案がある」としながらも、具体的な進展がないまま県外への移設を断念。
急速に求心力を失い、鳩山は9か月で、辞任を余儀なくされた。
野田も小沢も(またその周囲にいた議員も)
党を割ることに抵抗がなかった
もともと別々の党だった、体質も違ったのが大きいのだろう
普通は党が割れるような決定はしない、最終的には断念するものだが
でも野田には迷いがなかった
その先には自公との大連立も視野にあったという話も聞く
(が、選挙であまりに負けすぎてそれも出来なかった)
ほんこれ
強行しようとしたうえ解散したの頭おかしい
民主党が日本再生の最後のチャンスだった
民主党を上手く育てて
自民と民主の両輪で日本を進めるべきだった
残念ながら日本は終わり
経済レベルの低い独裁国家に落ちぶれるまでもうすぐだ
田崎スシローは
急に小沢に嫌われたのを恨んで
自民の犬となった
自民も消費増税を公約にしてたんだから
はっきりいってバカだよなジャップって
消費税で民主党出た後にやったことが企業減税の河村党との連携だがな
民主党は100%の悪だった、殺しても殺したりないゴミの集まり
あいつらのせいで皆貧しくなって殺し合いを始めた
ジャップはもう終わり、修羅の国になる
正論
なぜなら消費税は悪法だから
馬鹿「消費税は悪くない!消費税最高!」
ところが、実際に消費税は第2法人税とも呼ばれていて
(リレー式の)付加価値税(「売上−経費」←これに対して掛かる)
付加価値というのは労働で生まれた価値も含まれているので
企業が賃金を上げるインセンティブを奪っているからである
小沢が何故落選したのか良く分からんのだが
真っ当な事しか言わない印象
鳩山を妨害した外務官僚を特定して末代まで晒し者にしてやりたい
政治家は何度財務省に騙されたら気が済むの?
アホなの?
投票する人々が選挙を決めるのではない。開票する者が選挙を決めるのだ。
<スターリン>
https://www.brainyquote.com/quotes/quotes/j/josephstal390697.html
山崎 雅弘
@mas__yamazaki
ここ数年「なぜリベラル/野党は負け続けるのか」等の一見もっともらしい論評をよく見るようになったが、ほとんどの場合、論者は「権威主義者/与党」の側がルールを逸脱したり悪用している事実に何の関心も払っていない。ずるい選手とそうでない選手が戦えば、ずるい選手が勝ち続けるのは当然だろう。
午後2:29 · 2021年12月23日·Twitter Web App
山崎 雅弘
@mas__yamazaki
(続き)単純な戦術指南として「リベラル/野党が巻き返す方法」を考えれば、今の「権威主義者/与党」がやっているように、平気でウソやデマを流すのが良いのかという話になる。権力者を守る公文書改ざんや選択式記憶喪失のような政府ぐるみの不正システムに、正直な手段で戦うことがどれほど不利か。
午後2:29 · 2021年12月23日·Twitter Web App
山崎 雅弘
@mas__yamazaki
(続き)結局、「なぜリベラル/野党は負け続けるのか」等の一見もっともらしい論評は、「権威主義者/与党」が政治の舞台で勝ち続けているという勝敗の結果を無批判に前提化し、それを正当化する理由を「リベラル/野党」の側に見出しているにすぎない。いじめの傍観者がいじめられる理由を指摘する。
午後2:30 · 2021年12月23日·Twitter Web App 野田の自爆テロ解散が民主党ごと日本人のモラルを粉々に吹き飛ばし安倍政権を誕生させてしまった
野田政権なくして安倍政権なし
安倍政権と等しい日本の黒歴史
>>53
地元での選挙活動を蔑ろにしていたから
過去の選挙を比較するとわかるけど自民の候補にどんどん追い上げられててそろそろやばいって言われていた >>51
小泉以降からだね
第一次安倍政権や麻生政権でボロボロになり第二次安倍政権で極貧に落ちる >>53
小沢のために選挙運動頑張っていた人達が年寄りになって頑張れなくなった
若者世代には地元に帰らない小沢は存在感無し
自民の選対に元小沢派が入って小沢は遂に選挙区落選