漫画の“ネタバレサイト”運営者らを逮捕「著作権違反に当たらないと思っていた」
漫画のストーリーを掲載する、いわゆる「ネタバレサイト」が摘発された。
著作権法違反の疑いで逮捕されたのは、ネタバレサイト「KOREWATA(コレワタ)」を運営していた、秋田市の無職の男(36)と、ライター役だった東京・稲城市の男(36)。
2人は2020年、漫画「BE BLUES! 〜青になれ〜」の登場人物のせりふや、動作などを文字で説明した記事をサイトに掲載した疑いが持たれている。
警視庁によると、2人は少なくとも7年間で300万円ほどの広告収入を得ていたとみられていて、漫画そのものではなく、文字だけで説明したネタバレサイトの摘発は全国初。
2人は「要約なので違反に当たらないと思った」と供述しているという。
まったく罪の意識≠ェなかった?
原作品を読まなくても内容が分かるような要約は、著作権法上の「翻案」に該当します。
著作権者の許諾がないと、著作権法違反となる可能性があります。
ごく短い要旨程度のものであれば、問題はありません。
男性は「甘い認識でやってしまった。漫画に関わる方々への冒涜だった」と反省の弁を述べたが、もっと早く罪の意識≠持っていれば高すぎる代償を支払う必要はなかったはずだ。