日本からのノービザ入国延長 韓国、入国前コロナ検査不要に
韓国政府は31日、当初8月限定としていた日本などからのビザ(査証)なし入国を10月31日まで延長すると明らかにした。
入国前に受けた新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提出義務を9月3日からなくすことも決めた。コロナ禍で落ち込んだ日本人観光客らの誘致を拡大する狙いだ。
韓国政府はソウルで開かれるイベントへ観光客を誘致するため、8月4日から日本や台湾、マカオからのノービザ入国を認める措置を取った。
聯合ニュースによると、日本や台湾からの1日平均の外国人観光客数が今月1~21日には前月比97%増えた。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は交流拡大を通じた日韓関係改善に意欲を示してきた。
コロナ検査については、全ての入国者を対象に入国前48時間以内のPCR検査などの陰性証明書の提出を義務付けてきた。
日本はワクチンの3回目接種を条件に9月7日から入国前検査を免除する方針を発表。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国のうち、入国前検査を義務付ける国は韓国だけとなることもあり、義務の撤廃を求める声が高まっていた。
一方で、入国から1日以内のPCR検査義務は維持する。
https://www.sankei.com/article/20220831-6KI6WFMZ5ZMLREO3VRX6IOZWMU/