
ドナルド・トランプ大統領は火曜日、昨年の大統領選挙キャンペーン中に約束したインフレ率の抑制につながるとの懸念にもかかわらず、早ければ4月1日にもアメリカ国内で購入する自動車、医薬品、マイクロチップに一方的に25%の輸入税を課すと述べた。
フロリダ州パームビーチにある自身のクラブ「マー・ア・ラゴ」での即席記者会見で、トランプ大統領は、貿易における「互恵性」を追求し、製造業者に米国に施設を戻させるために課す予定の関税率について質問された。
「おそらく4月2日に発表すると思うが、25%程度になるだろう。医薬品は25%以上となり、1年かけて大幅に上昇するだろう」と述べた。
トランプ大統領は、製造業者に「参入する時間」と、製造施設を再移転させる「少しのチャンス」を与えたいと付け加えた。しかし、記録的なインフレがアメリカの有権者をジョー・バイデン前大統領の民主党政権に反感を抱かせた後、彼が提案した関税が物価を引き下げようとする同政権の努力に悪影響を与えるかどうかについては言及を避けた。
大統領はまた、欧州連合(EU)の消費者がアメリカ車を買わないことに不満を示し、その事実をEU27カ国が課す「不公平な」関税のせいだと非難した。
「我々は3500億ドルの赤字を抱えている。自動車も農産物も、ほとんど何も買ってくれない。私たちはそれを正さなければならないし、正すつもりだ」と語った。
大統領は、アメリカ製品に関税を課す国に対して、近々多額の輸入税を課すと発表し、新たな世界貿易戦争を始めると脅してから1週間もたたないうちに、この発表を行った。また、付加価値税(VAT)は関税とは関係ないにもかかわらず、アメリカはヨーロッパの多くの国で使われている付加価値税(VAT)制度を関税と同じように扱うと宣言した。
https://www.msn.com/en-us/money/markets/trump-threatens-25-tax-on-cars-microchips-and-drugs-starting-in-april/ar-AA1zjmjD?cvid=5771D5D19E1B4FC9B84EA1BBAF71448E&ocid=u220dhp